堀場 信吉  ほりば しんきち  1866,11 京都 生  1968,2,16 京都 没
 物理化学者・理博
1910年京大純正化学科卒。約1年間住友電線製造所に勤務したが、母校に戻り講師となった。助教授を経て1924年京大教授。大幸勇吉の後をついで物理化学を担当。1945年定年を待たずに引退したが、同志社大学に工学部を創設。1949年学士院会員。1952年大阪府立大学長。さらに京都市音楽短期大学長。1918年から6年間欧州に留学し、熱解析という新方法で連鎖反応の初期現象を解明することを志し、これによって学士院恩賜賞。その他触媒反応、光化学反応、高圧化学が研究の主題目だった。その研究室から産業界で活躍する多くの俊才の他、国公立の学長4人を含む数十人の大学教授が輩出した。「物理化学の進歩」を創刊、後に「Review of Phemistry of Japan」となり物理化学専門誌として評価された。
[著書]「触媒の理論」
櫻井錠二との関連
第21回櫻井褒賞受賞者/ 東京化学会会長 
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